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西国三十三箇所の旅

2009年10月 5日 (月)

寄り道だらけの西国三十三箇所巡礼 14.第七番 東光山龍蓋寺(岡寺)ほか

明日香を散策したあと、バス停からの急な坂を登ってたどり着いた岡寺。西国三十三箇所の第七番札所です。

 

坂を登って岡寺へ。

壮麗な仁王門をくぐって境内へ。静かな境内で参拝をします。日本三大仏にも数えられるらしい厳かな感じのご本尊のすぐ近くで参拝ができます。ここでは、同じく納経帳を持っている人も何人か見かけました。

本堂

シャクナゲやツツジで色鮮やかな雨上がりの境内。

そして三重塔も。

花の境内

 

岡寺から歩いて、近くにある石舞台古墳へ。蘇我馬子への反発から石室だけにされてしまった、なんて説もあるそうですが、どうなんでしょう?

石舞台古墳

中は意外と広い。そして、石の隙間があるせいか、意外と明るい内部。

古墳の内側

石舞台古墳の近くの店で古代米のおにぎりを買い食い。そういえば、朝から大和三山に明日香にと歩き回ったのに何も食べていなかったんだっけ。美味しさも倍増です。

食べたら、今度は飲もう、ということで、久々に始まりました、ローカルドリンクのコーナー! 大和茶のペットボトルです。ラベルにはJAのマークが。右下には…このキャラ何? にこにこだいちゃんというキャラだそうです。せんとくんといい、奈良県の人はこういうキャラが好き? で、肝心の味ですが。大手メーカーのものよりもずっと濃い感じがします。某大手の濃いお茶のように渋みが濃いのではなく、お茶の旨みが濃い感じ。これは、結構気に入りました。飛鳥駅へのバスの中でゆっくりとお茶の時間。

大和茶

飛鳥駅での電車待ちの時間で、駅近くの岩屋山古墳も見てきました。中はここも広いんですね。こちらは石が隙間なく重ねられています。

岩屋山古墳

 

今度はここから近い第六番札所の壺阪寺に行きます。が、それではまた次の記事で。

 

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2009年9月30日 (水)

寄り道だらけの西国三十三箇所巡礼 13.明日香

大和三山が見える甘樫丘で目を東に向けると、見えるのが明日香村。第七番札所の岡寺がある村です。

 

岡寺の方向を眺める

展望のいい甘樫丘を下って、明日香の中心地へ。雨の中を歩いていきます。

まずは、飛鳥水落遺跡。中大兄皇子が日本で初めて設置した水時計があった場所だそうです。昔も今も、時間を気にしている人がいたんですね。

水落遺跡

趣のある朝の明日香の中心街を抜けて…

明日香の市街地

飛鳥坐神社へ。

飛鳥坐神社

そんな感じで、明日香のあちこちを散策していきます。

 

歴史ある明日香でも特に見どころなのが飛鳥寺。日本で初めての本格的寺院だそうです。

飛鳥寺

今では門をくぐるとすぐに本堂と庭園がある境内ですが、当時はもっと広い境内だったとのこと。ご本尊は、飛鳥大仏と呼ばれる、これまた日本最古の仏像。

飛鳥大仏。撮影OKなんです。

表情が、あとの時代の仏像と比べるとだいぶ違った印象です。角度によってもその印象が変わってきます。過去には火災に遭い、金堂焼失で雨風を受けた時期がありながらも、再建された本堂内でこうして安置されています。

明日香では、まさにこの場所が歴史の舞台だったと実感できました。

 

飛鳥大仏前バス停からバスで岡寺前バス停へ。ここから、坂を登って岡寺を目指します。意外に急な坂道に息を弾ませながら…。ってことで、続きは次の記事で。

2009年9月12日 (土)

寄り道だらけの西国三十三箇所巡礼 12.橿原

奈良盆地で迎える朝。西国三十三箇所の岡寺と壺阪寺が今日の目的地のはずですが、まずは相変わらずの寄り道から。

 

近鉄橿原線を南下した、橿原市内の大和八木駅で下車して、朝の散歩です。橿原で有名なのが、盆地の中にある大和三山。その三山の一つ、耳成山が大和八木駅の近くにあるのです。住宅地を歩いていると突然見えてくる丘のような山、それが耳成山です。

真ん中に見えるのが耳成山

近づいてみると、平地が途中から急に山になっているのが分かります。

道路のすぐ右は平地、すぐ左は山。

再び歩いて大和八木駅へ。そこにはこんなバス停が。

早くも懐かしい新宮や本宮

路線図つきのバス停。そんなに珍しくもないって? しかしこの路線図、一本だけ異様に長い路線が書いてあります。その長い線の先端には「新宮駅」の文字が。途中には「本宮大社前」や「権現前」という懐かしい文字もあります。南紀からこの大和に来るには路線バスって方法もあったのか…。

 

思わぬ形で旅を懐かしみながらも、電車で今度は橿原神宮前駅へ。駅名にあるとおり、橿原神宮の最寄り駅。朝の神社はまだ人もまばら。砂利の音を鳴らしながら本殿まで歩いていきます。

朝霧の…

拝殿前には、玉砂利の広場が。まだ人の少ないこの時間に、玉砂利が整備され、次々と平行線状の模様が形作られているところでした。何だか、この場に歩み入って模様を乱すのが申し訳ないような気分になります。いつもの64倍くらいの注意で拝殿まで歩いて、参拝してきました。

畝傍山と橿原神宮

拝殿の背後には、これまた大和三山の一つ、畝傍山が見えます。

 

ここ橿原神宮前から、岡寺のある明日香村へのバスに乗ります。でも、また、寄り道。途中の甘樫丘バス停で下りて、甘樫丘という丘に登ってみます。見晴らしのいいこの甘樫丘から北に見えるのが、またも大和三山の一つ、天香具山。あの、衣ほすてふ天香具山です。

雨が降ってきたから、ほした衣は取り込んだほうがいいかもしれません。

 

甘樫丘から今度は東を見るとそこは明日香。次の記事では、丘から下って、明日香の中心部に行ってみましょう。

2009年9月 6日 (日)

寄り道だらけの西国三十三箇所巡礼 11.大和郡山

夕方。長谷寺から、宿泊地の大和郡山へ向かうことにします。何だか今日は行ったり来たりしている気が…。

 

大和郡山は、奈良県随一の城下町なのです。

城下町らしい堀のある光景

郡山城の本丸跡は、柳澤神社という神社になっています。将軍こと徳川綱吉の側用人、柳澤吉保がこの神社のご祭神なんだとか。

柳澤神社の境内へ…

鮮やかな境内にはいt

うわああああああああああぁぁぁぁぁぁ!!

犬!

でかい!

こっち来ないで!

ていうか何で放し飼い!

逃げろ!

ていうかいまどき、こんな展開、漫画でもないぞ。いくら犬将軍の側用人がご祭神だからって…。幸い、危害を加えるつもりはなかったようで、身体には大して被害なし。でも服が…。

ちょっとした高台になっています

本丸跡からの眺めはいいので、いい場所なんですけどね。いろいろと気をつけたほうがいいかもしれません。

神社の境内を抜けてもそこはまだ郡山城跡

城門

どうでもいいけど、疲れてきた

追手門から出る頃にはすっかり夜ですね。

風情のある城下町の街並

暗くなった城下町を散策して、最後までいろいろあった今日もここまで。

 

明日は奈良県の旅の最終日。西国札所のうち岡寺と壺阪寺に行く予定ですが、それはまた次以降の記事で。

2009年8月14日 (金)

寄り道だらけの西国三十三箇所巡礼 10.第八番 豊山長谷寺・番外 豊山法起院

近鉄奈良駅から、今日の17時までにたどり着ける札所は…。駅から近いここしかない! 大和西大寺・大和八木で乗り継いで、長谷寺駅へ。つい数時間前に全くの逆ルートを通ってきた気がします。計画性がないと、こうなります。

 

また降り出した雨の中を、長谷寺駅から坂を下り、川を渡ればそこは長谷寺への賑やかな参道。その参道から少し横道に入ったところに、番外札所の法起院があります。

法起院

参道の人通りと比べると、静かさがちょっと意外な感じの境内。

 

法起院から数分歩いて、第八番札所の長谷寺へ。

第八番札所 豊山長谷寺

仁王門を過ぎると、登廊を歩いていくことになります。

登廊

これは助かった、ちょうど雨が強くなってきたところだし。あとはこの階段を登っていけば本堂に着くはず。

登廊の建築そのものだけでなく、登廊の脇に咲く鮮やかな牡丹や、

境内に咲き乱れる牡丹

百人一首、「人はいさ心も知らず ふるさとは花ぞ昔の香ににほひける」でお馴染みの紀貫之故里の梅など、

昔からの梅

見どころの多い登廊を399段登りきると、本堂に着きます。

長谷寺本堂

ご本尊は十一面観世音菩薩。参拝手順にもそろそろ慣れてきたかな…。ご朱印を頂いたのはいいけど、この雨で納経帳を濡らさないようにきをつけないと。

五重塔

こちらは五重塔。本堂からの帰り道は登廊と別の通路で。

牡丹と本堂

振り返ると、さっきまでいた本堂が牡丹の向こうに見えます。

長谷寺からの帰り道の買い食いはやっぱり、草餅、これだね。

草餅

 

次の記事では、泊まる予定の街、大和郡山へ移動します。その大和郡山で、初瀬の山おろしもびっくりの大ピンチに見舞われるわけですが、それはまた。

 

------------

この旅は5月の連休中のもので、相変わらず鮮度の低い記事をお送りしています。まあ、8月には季節外れの牡丹が咲いている時点で分かるか…。

2009年8月13日 (木)

寄り道だらけの西国三十三箇所巡礼 9.奈良公園

2つほど別の話題の記事を挟みましたが、西国巡礼紀行の続きに戻ります。西国三十三箇所のうち、第九番の興福寺を参拝したところから。

 

興福寺から少し歩くと、これまた有名な東大寺

あ

うん

有名な南大門の運慶・快慶の木像金剛力士像の間を通って…

大仏殿

大仏殿。それにしても、混みすぎだろ!

鹿たち

大仏殿の北側にまわれば人気もまばら。正直、こういうところの方が落ち着くかも。

正倉院は、建物を外から見学することすらできず。ちょっと残念。

東大寺境内を回り込むように、東側にある二月堂へ。

二月堂

実はこの二月堂、西国三十三箇所の番外札所に数えられることもあるそうです。

二月堂からの眺め

二月堂は奈良市内を眺めるにもいい場所。

 

東大寺を抜けて春日大社に参拝して、遅めの昼食に屋台のお好み焼きを食べて、バスで近鉄奈良駅へ。

実は、この時点でちょっと急いでいます。というのも、ほとんどの札所で拝観・納経時間は17時まで。今日中にもう一ヶ所まわるには、これ以上寄り道している暇はなさそうです。

2009年7月17日 (金)

寄り道だらけの西国三十三箇所巡礼 8.第九番 興福寺南円堂

強い雨の中、3日目の旅のスタートです。松阪駅から近鉄を大和八木、大和西大寺と乗り継いで近鉄奈良駅へ。駅から歩いて数分のところに目的の第九番札所 興福寺南円堂はあります。

 

小雨の振る中、駅から南に回りこむように興福寺を目指します。

奈良観光センターのポスター

せんとくん…? 二次元な絵よりもいっそうきもい個性が際立って見えるぞ。辺りの土産物屋でもせんとくんは人気のようで、話題づくりの意味でも、意外と効果があったキャラクターなのかも。

猿沢池。いろいろな伝説もあるらしい

猿沢池。風情のある池です。もともとは興福寺の儀式のための人工池なんだとか。この池のそばを抜けて、いよいよ興福寺の境内に入ります。幸い、雨もやんできました。

三重塔。

境内に入ってまず目立つのが三重塔。この辺りは境内でも端の方にあるせいか、人通りが少なくてひっそりとした感じの佇まいの落ち着いた塔です。

ついに、第九番札所。

その三重塔の近くにあるのが、八角堂の南円堂。こちらが西国三十三箇所の第九番札所です。

こうして白衣に菅笠、輪袈裟などなど本格的な装備で巡礼されている方がいる一方で、寄り道ばかりして普通の観光客の格好で巡礼するどこかの誰かみたいな人もいるわけです。ちょっと申し訳ないような、肩身の狭いような、何と言うか、すいません。まあ、巡礼のスタイルも人それぞれってことで。

ご本尊は不空羂索観音。らしい。です。ご開帳とか、10月17日の特別開扉のときに参拝できたらもっとよかったのかも。

北円堂。

南円堂と対のようにあるのが北円堂。こちらは内部まで公開されていました。ひょっとしたら、建築よりも堂内の無著・世親菩薩像辺りの仏像の方が有名かも。写真を見たい人はここから探してみてください。

五重塔。

興福寺のシンボル的存在なのがこの五重塔。三重塔とは対照的に、境内のかなり目立つ場所にあります。

興福寺の境内

連休中で賑やかな境内ですが、

奈良の人気者たち

鹿たちはのんびり。

 

せっかく興福寺まで来たので、次記事では奈良公園をもっと巡って行きます。

2009年6月25日 (木)

寄り道だらけの西国三十三箇所巡礼 7.熊野市

第一番 青岸渡寺のある和歌山県那智勝浦町から第九番 興福寺のある奈良市まで、紀伊山地を回り込むように北上の途中ですが、途中の三重県熊野市で寄り道です。

 

有井駅から10分ほど歩いて、花の窟神社に到着。

花の窟神社

見上げる45m

この神社には社殿がなく、この巨大な岩がご神体なのです。その高さ、45m。正直なところ、高すぎて、この近さからでは頂がよく見えません。

花の窟神社のすぐ東には、七里御浜という海岸が続いています。

七里御浜から振り返る

花の窟神社のご神体の全貌を拝むには、これくらい離れたところのほうがいいのかも。

熊野灘

熊野灘はエメラルドのような色。

碁石のような

この浜は砂浜ではなく、丸い小石の浜です。小石の方向がそろっているのはきっと打ち寄せた波のせい。

七里御浜の近くには獅子岩と呼ばれる岩があって、名前の由来は…

獅子岩

こっちから見れば言わずもがな。

 

熊野灘に沿って歩いていくと、浜が途切れたところにあるのが名勝 鬼ヶ城。鬼が住んでいたとも言われる場所です。

鬼の住む洞窟?

横顔?

洞窟あり、絶壁ありの壮絶な場所で、遊歩道があっても歩くのが大変な場所も。

 

しかし、歩き疲れた…。バスで鬼ヶ城から熊野市駅へ、そして紀勢本線を乗り継いで松阪駅へ。今日の旅はここ松阪までです。

今日の夕食はどうしようか…。やっぱり、松阪といえば、牛肉ですよね!

松阪で牛肉を食べる!

この牛肉の柔らかさ! ほどよく汁の味が染み込んで絶妙な味! 牛肉と玉ねぎとの美麗な味のハーモニー!

…たまに食べると悔しいぐらいに美味しいから困る。

 

松阪で一泊したら、明日は近鉄でいよいよ奈良市の興福寺に行きます。

2009年6月22日 (月)

寄り道だらけの西国三十三箇所巡礼 6.紀伊勝浦

やっと第一番 青岸渡寺への参拝を済ませて、バスで那智山を下ります。バスの行き先は紀伊勝浦駅。ここでそのままJRに乗り換え…。とはいかないのがこの旅。もちろん、寄り道していきます。

 

紀伊勝浦といえば勝浦漁港

勝浦漁港。眺めのいい港です。

水揚げされた魚を見ているだけでも楽しい場所ですね。

さすがに一人旅の途中で買って帰るわけにはいかない。

紀伊勝浦には温泉もあります。

港の近くの足湯。

港を見ながら足湯でゆっくり。歩き疲れた脚に、これは気持ちいい!

魚を眺めていると、朝食抜きで動いていたせいで、食欲が刺激されて仕方がない。駅の近くに食堂があったので、入ってみます。

朝食兼昼食に。右奥にはめはりずしも。

マグロ、やっぱりこういう場所で食べるといいものです。

 

脚の疲れも癒えて、食欲も満たされたところで、そろそろ、今度こそ、駅へ。

紀伊勝浦駅構内。

熊野三山を連想させる駅構内を抜けて、乗るべき電車のホームへ下ります。

Wide view

特急南紀、こんな快適な移動はこの旅で初めてかも。落ち着いたところで、

ローカルドリンクのコーナー第二弾!

じゃばらのんでたもれ

駅前の勝浦海産物センターで買っておいた、じゃばらのドリンク。じゃばらの産地、北山村から勝浦はちょっと離れているけど、気にしない。

じゃばら果汁とダイダイ果汁がブレンドされているそうですが、どっちもなじみのない果物。あじの想像もつきません。じゃばらは飲みにくいなんて話も聞いたことがあるけど、果たして…。レッツオープン! ん、これは…。みかんといよかんとグレープフルーツとすだちを混ぜたような、馴染みがあるようでいて珍しい味で、しかも飲みやすい。これならもっと買ってくればよかったかな。

 

快適な特急の旅は20分足らずで終了。新宮駅で普通電車に乗り換えて、三重県の有井駅へ。ここが次の寄り道駅ですが、それは次の記事でまた。

 

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2009年6月16日 (火)

寄り道だらけの西国三十三箇所巡礼 5.第一番 那智山青岸渡寺

東京から三十数時間、ついにここまで来ました。熊野那智大社のすぐ隣にある、西国三十三箇所第一番札所の青岸渡寺

青岸渡寺本堂

これが旅の本当のスタートなのかも。ちょっとぎこちない感じで参拝。手順は事前にネットで調べておいたんですが、実際にやってみると、やっぱりぎこちない。

そしてまだ真新しい納経帳にご朱印を頂きます。中央にはご本尊の如意輪観世音菩薩を表す梵字、キリークが。右側には参拝の日付も書いて頂きましたが、果たして結願寺のページにはどんな日付が入ることやら。

青岸渡寺本堂を横から

本堂の北側へ。

那智といえばこの眺め?

向こうに見える、三重塔と那智の滝。「熊野」という地名からこのイメージを連想する人も多いかもしれません。

では実際に三重塔に行ってみましょう。

塔は昭和の再建で、中に入ることもできます。狭い階段で上の階へ。

三重塔から

三重塔から

本堂の方向を振り返ると、境内が山の急な斜面に沿っていることが分かります。那智の滝も、さっきより近くで見えます。

青岸渡寺の境内を出て、滝のもっと近くへ。

那智滝を見上げる

勢いよくたたく

近くで見ると迫力があって印象がかなり違いました。

 

土産物屋で那智黒という黒飴を試食しながら、那智山を下山するバスを待ちます。次に目指すのは、那智から約100km北にある、奈良県の西国三十三箇所第九番札所 興福寺南円堂。順番にはこだわらない、ということです。

2009年6月13日 (土)

寄り道だらけの西国三十三箇所巡礼 4.那智

二日目~。紀勢本線で、熊野那智大社と青岸渡寺の最寄り駅、那智駅方面を目指します。 しあわせですか~♪ おげんきですか~♪ ←まだ脳内再生が止まらない。

 

でも、やっぱり寄り道は楽しい。宇久井駅でちょっと下車。

宇久井港

朝の海を眺める、それだけのための寄り道。

 

再び紀勢本線に乗って、今度こそ那智駅で下車。バス待ちの間に、補陀洛山寺へ。

補陀洛山寺

補陀洛渡海記念碑。どうも複雑な気分になる。

ここから浄土を目指して小舟で海へ出て行く補陀洛渡海という捨身行が行なわれた場所だとのこと。壮絶と言うか、何と言うか…。

そんなことを考えているうちにバスの時間に。那智駅から10分ほどで大門坂バス停に到着。熊野那智大社へは、ちょっと離れたこの大門坂バス停から歩いて熊野古道の雰囲気を味わうのが定番コースのようです。

大門坂を歩いて登る。

意外と明るくて歩きやすい道でした。「蟻の熊野詣」と言われるくらいに、ここは巡礼者で賑わったのでしょう。

ゆっくり歩いて30分ほどで鳥居が見えてきます。

熊野那智大社に到着ー。

熊野三山の一つ、熊野那智大社

熊野那智大社

これで、昨日の本宮・新宮と合わせて熊野三山すべてに参拝したことになります。

境内にある平重盛手植えの樟の横を抜けると、そこは…。

 

やっと、次の記事では西国三十三箇所のことが書けそうです。

2009年6月 9日 (火)

寄り道だらけの西国三十三箇所巡礼 3.新宮

第一番札所のある那智勝浦町のお隣、新宮市まで戻ってきました。しかし、まだまだ寄り道は続きます。

 

新宮市といえば熊野速玉大社。境内でまず目立つのは、

ナギ様

平重盛の植えた梛(ナギ)の木。ナギってのはご神木なんですね。神梛。かんなぎ。そういうことです。←何が?

右に折れた参道を進んで、社殿へ。

熊野速玉大社の社殿。

意外と境内は空いていました。そろそろ日も沈もうという時間のせいでしょうか。

雲~

 

熊野速玉大社から少し歩いて神倉神社へ。熊野速玉大社が「新宮」で、神倉神社が「元宮」だそうです。

既にちょっとひるむ

鳥居をくぐると、急な石段が。参拝者用の杖を借りて、登る。石の並びは不規則で、これは、なかなか、きつい…。

思わず写真がぶれるくらい急な石段

まだか…。

…。

街を一望

登りきった! この景色!

そして、そこから見上げるとご神体のゴトビキ岩が。

この角度からなら、まあ、分かりにくいかもしれませんけど。

例の本によると、この岩は、何を象徴しているかというとね、何に見えるかというとね、えっと、恥ずかしくて言えません/// 興味がある人は本を読んでください///

QED〜ventus〜熊野の残照  /高田崇史/〔著〕 [本]

まあ、何というか、それを崇拝対象とする思想があったということなんでしょう。

暗くなる前に、さっきの石段を今度は下ります。杖を3本目の脚にして、一歩ずつ、慎重に。

毎年2月6日夜のお燈祭ではこの石段を約2000人が駆け下りるとか。一歩ずつゆっくりでもこんなに怖いのに、駆け下りるなんて…。想像するだけで足がすくみそうです。

 

新宮駅に戻った頃にはもう真っ暗。今日の夕食はどうしましょうか。駅近くの、オークワというスーパーに行ってみます。

消費期限間近。183円のサンマ寿司

何と、名産のサンマ寿司が半額で売られているじゃないですか。夕食はこれに決定。ここで困ったことが一つ。

しあわせですか~♪ おげんきですか~♪

オークワ店内で流れていた歌が頭から離れない。ちなみにこの歌は公式にしっかり紹介されているので、聞きたい人はこちらからどうぞ。

 

こうして旅の初日は、札所に一箇所も行かないまま終了。まあ、近くまでは来ているし、いいか。こんなペースでまだまだ続きます。 しあわせですか~♪ おげんきですか~♪

2009年5月30日 (土)

寄り道だらけの西国三十三箇所巡礼 2.本宮 

第一番札所の青岸渡寺を目指す旅の続き。相変わらず、寄り道がメインになっている気がします。では、新宮駅で熊野本宮大社方面へのバスに乗ったところから。

※本宮は撮影禁止の場所が多かったのでこの記事の写真は少なめです。

 

熊野川を左に見ながらバスは進みます。熊野古道の新宮・本宮間はもともと、熊野川を船で行くのがメインルートだったそうです。

約1時間の大斎原前というバス停で下車。大斎原(おおゆのはら)というのは、明治まで熊野本宮大社があったところだとのこと。「ゆの=斎」なのかな? きっと、違うんでしょう。

大斎原からの眺め

大斎原にあった熊野本宮大社は洪水で流失してしまったとか。熊野川と音無川に挟まれたところにあって、川が増水するとここは確かに危ない気がします。

大斎原への道端

大斎原の前には高さ34mの大鳥居があります。高層マンション並の高さの鳥居を見上げるだけで首が痛くなりそう。

そしていよいよ熊野本宮大社

本宮大社の入口

熊野三山のシンボル、三本脚の八咫烏に迎えられ、境内に入っていきます。石段を登って本殿へ。連休中でにぎわう境内は、それでも神聖な感じがします。証誠殿(本殿)の前には長い行列ができていました

参拝を済ませて、今度は近くの土産物屋へ。ここで突然ですが、始まりました、

ローカルドリンクのコーナー!

記念すべき第一弾はこれ。

しそサイダー

しそサイダー。ラベルには熊野のシンボル八咫烏の姿が。いざ開封。色も匂いも、まさに、しそ。飲んでみる。あ、意外に飲みやすい。しその旨みが抽出されて瓶に詰まっている感じ。うまいこと言えませんが、おいしく飲めました。美味しさを言葉で表すのって難しい…。

 

本宮大社前から、バスで新宮に戻ります。権現前バス停で降りてしばらく歩くと熊野速玉大社ですが、続きはまた。

 

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2009年5月25日 (月)

寄り道だらけの西国三十三箇所巡礼 1.出発

連休は関西にでも行きたいなぁ。見どころが多くて楽しそうだし。でも、多すぎてどこに行ったら分からないな…。じゃあ、せっかくだし西国三十三箇所霊場を巡ってみようか。と、割と軽い気持ちで思い立った旅。

関西にある33箇所の観音霊場の巡礼ですが、東京から一気に巡るのは大変なので、区切り打ちです。

最初に目指すは第一番札所 青岸渡寺のある和歌山県那智勝浦町。

5月の連休某日夜。東京駅にやってきました。

ドリームなごや号

ふてぶてしいですねぇ。

見てくださいこの風体デッカイ窓

 

でも、割とよく眠れました。3列シート最高です。

 

渋滞で少しだけ遅れて名古屋に到着。朝の名古屋といえば、モーニング!

パン食べ放題、スープ飲み放題

ジャンシアーヌというカフェを見つけました。ここで、アイスコーヒー500円を注文します。そしてモーニングサービスのパンとスープもしっかりいただきます。パンの種類が多くて、いろいろ試すだけで早くも満腹感が…。そしてスープも侮れず美味しい。

カフェもいいけど、南に向かって旅を続けます。でもその前に、駅売店で衝動買い。

天むすおにぎり

名古屋グルメのおにぎり。パンの食べすぎでこんなの腹に収まるわけないだろ! でも、食べる気になってしまう。恐るべし、名古屋グルメ。

 

名古屋から快速と普通列車を乗り継ぐこと約6時間、和歌山県の新宮駅に到着。新宮といえば、

クマのコドウ

熊の鼓動

いや、熊野古道。新宮駅前にあったポスター、自ら誤字をネタにしています。ドキドキですね。

ところで、この旅に出る前に、こんな本を読みました。

QED〜ventus〜熊野の残照  /高田崇史/〔著〕 [本]

熊野古道を舞台にしたミステリ小説なんですが、熊野古道にまつわる謎について深く考察しています。ネタばらしになるので内容は詳しく書きませんが、すっかり影響を受けて、熊野三山(熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社)詣でもしたいと思い立ちました。

第一番札所の青岸渡寺へは随分と遠回りですが、いいんです。「寄り道だらけの西国三十三箇所巡礼」ですから。特に、熊野三山は青岸渡寺とも歴史的に関係が深いようですし。

本宮へのバスを待つ間、新宮駅の近くを歩いてみます。

徐福公園

こちらは、徐福公園という中国庭園風の公園。徐福は、秦からここ新宮に渡来した学者で、えーっと…、詳しくは↑の本を読むか、Googleででも調べてみてください。

駅弁「鯖めはり」

遅めの昼食に駅弁の鯖めはりを買ってバスの出発を待ちます。

 

ここから1時間後に着いた本宮については次記事で。